日本でも大きく取り上げられている、
香港での大規模なデモ、
SNSやニュース、
動画などをみると道が一瞬にして
デモ隊で埋め尽くされたり、
警察が逆に追い詰められたりで
その活動の大きさが伺えます。
そして、
そのデモ活動も中にはとんでもない暴挙に出てしまう
人たちもいてとても安全な状態とは言えません。
しかし、
折角とった休みのスケジュールを潰したくない、
もうチケットとってしまっているんだけど…
といった気持ちもわからなくもないと思います。
そこで、
今回は香港デモ中の旅行が大丈夫か?
安全な場所や、
そもそもなんでデモ活動が行われているのか?
までご紹介していきたいと思います。
香港デモ中だけど旅行は大丈夫?
今回の香港デモに関してはまずはじめに
危険なので避けたほうがいいと思います。
その危険性は日本のプラカードを持って街を
練り歩くというようなものではなく、
破壊、投石、放火、占拠など電車の車内でも
デモ隊が木刀を持って暴れまわる事もあるそうです。
そして31日、
とうとうデモ隊の勇武派(マスクとヘルメットで完全武装)達、
数千~1万人と政府庁舎前で警官隊と衝突を開始し、
催涙弾241発、ゴム弾92発、スポンジグレネード10発、
ビーンバック弾1発と空に向け実弾発砲2発
と完全に紛争化しています。
9月4日の時点で、
騒動の引き金となった逃亡犯条例改正案の完全撤廃を
政府側が表明したことで大きな岐路を迎える事となりました。
これによりデモ隊にとっての最低限の落としどころで
ある事からも事態の収束へ向かうとみられています。
しかし、
実際にデモと同日に旅行した人の情報によると、
日本人観光客は少なくなっている印象があるが、
他の国の観光客はたくさんいたそうで
デモのある日に危険区域に近づかなければ
大丈夫であると言われています。
危険な場所、安全な場所は?
銅鐸湾から中環にいたる香港島の目抜き通りは、
そこら中に黒スプレーの落書だらけになっており、
銅鐸湾駅の荒らされようも散々なものです。
そして、
大規模デモ鎮圧が行われた政府庁舎前から
銅鐸湾方面はとても危険であるといえます。
実弾や催涙弾はもちろんデモ隊の反撃である投石や
火炎瓶などにさらされてしまう可能性もあります。
このように「港島」「新界」エリアは特に危険なようなので
近づかないようにすることをおススメ致します。
安全なエリアとしては香港ディズニーランドは
今のところ問題はないそうで、
外務省の海外安全ホームページでも警告は出されていない
状態(9/5現在)なので旅行は問題ないとは思いますが
デモが開始される場所、
上記の危険エリアには近づかない事を
強くおすすめいたします。
デモの理由は?
現在香港で起こっているデモは
「逃亡犯条例の改正案に対するデモ」です。
これは、
元々は「他の地域や国の容疑者を引き渡し協定のある所に送る」
という条例が改正案により
「もっと引き渡しも簡単に協定を結ぶところも増やします」
というもの。
この案が出たのは、
台湾旅行中に殺人事件を起こした香港人犯人が香港にいて
裁けない状態でしたという事件を受けてのものでした。
この改正案をなぜ香港の人が反対しているのかというと
「協定国の中に中国も含まれている」というものでした。
これが通ってしまうと香港の人が簡単に中国に送られて
中国の方で裁かれてしまい香港での民衆の自由と尊厳が
無くなってしまうと考えたためでした。
中国と香港の関係を考えると、
中国では捕まると拘束や拷問される事や、
簡単に罪を吹っかけて捕まえられるという事も
あり得てしまいます。
そんな香港の自由と尊厳を守るためにこのような
大規模なデモ活動を起こしているという事のようです。
まとめ
今回の記事について簡単なまとめを
させていただきたいと思います。
・香港デモ中に旅行に行くことはお勧めできません。
・危険区域「新界」「港島」エリアやデモが
始まったら速やかに退却する事。
・安全地区も存在し、外務省的には大丈夫。
世界での感覚はわかりませんが日本人の感覚から言えば、
警察側もやり過ぎですし、
もはやデモ隊も「暴徒」と呼べるレベルであるといえます。
一旦は収束に向かう見方をしていますがこれも
噂の範疇を越えません、
万が一のことがあってはいけないので
今は旅行は避けるべきであると判断します。