募金の団体で有名な一つが、赤い羽根共同募金です。
街頭で募っているのが印象的で、募金をした人が胸に赤い羽根を付けているのも印象的です。
赤い羽根募金というと寄付団体ですが、団体ということは、会社と同じように社員が存在します。
運営をするうえで、必ず社員は必要になりますからね。
そうすると、もちろん、役員も存在します。
そうなると、きになってくるのが、寄付金が会社運営だけでなく、役員報酬などにも回っているのではないかということ。
そもそも、赤い羽根募金の役員に役員報酬はあるのでしょうか。
あった場合、いくらくらいなのでしょうか。
募金額から役員報酬に回ってしまっていることはあり得るのでしょうか。
善意でおこなった募金の行きつく先は、とても気になりますよね。
早速調べていきましょう。
赤い羽根募金に役員報酬ってあるの?どのくらい貰ってるの!
出典:https://www.akaihane.or.jp/
赤い羽根募金は団体です。
スタッフもいれば役員もいます。
運営をするうえで、資金は当然必要になってきます。
役員報酬は発生しているのでしょうか。
赤い羽根共同募金は、中央共同募金会の一つです。
現在の役員は、顧問、会長、副会長が3名、常務理事の計6名です。
社会福祉法人の中央共同募金会は、役員及び評議員の報酬並びに費用に関する規定を公表しています。
結論を言うと、いくらですという報酬金額の明記はありませんでした。
役員報酬とは、実績であったり、運営状況であったりによって左右されるものです。
いくらでしたという金額の明示は、なくて当たり前だと感じます。
しかし、大体でいいからという人は、公表されている規定と、年次の成績から憶測することは可能だと感じます。
確実に言えることは、役員報酬はあります。
しかし、赤い羽根募金から役職報酬が支払われることはありません。
運営費としての利用はもちろんあります。
給与や報酬などの人件費に、募金を使わないためにも、少人数で回しているようです。
反面、給与や報酬に当てる事はないというのが表向きですが、正直、寄付の分配については、国や地方団体は干渉できない、グレーな部分であるということも否めません。
実際のところは当事者しか分からないことになってしまいますが、一応寄付金は運営費に使われてはいるものの、給与や報酬には使われず、しかるべき場所に寄付されているということになっています。
分配について、国や自治体が関与するようになったら、真実が明らかになるのかな。
今は、それしか言えないのが共同募金の現状なんですね。
赤い羽根募金の寄付金は具体的にどこにつかわれているの?
出典:https://sirabee.com/2019/11/25/20162205196/
そうなると、気になるのは、自分が募金したお金は何に使われているのかということですよね。
困っている人のため、助けを求めている人のためという善意が、全部運営費に回っていたら、なんか興ざめしてしまいます。
赤い羽根共同募金は、年間176億円もの寄付が集まります。
設立からの総額としては、1兆円を超えているようです。
主な使い道は、高齢者や子供などの地域福祉活動への助成です。
一部ではありますが、詳細を見ていきましょう。
・産後うつなどの孤立を防ぐ子育て支援
・子供食堂支援
・盲ろう者のための生活訓練事業
・DV被害者支援の養成講座
・福祉施設のエレベーター改修工事
・ボランティア活動推進事業
・弁当配食サービス用の車両
・子供たちと高齢者の交流の場を提供
・被災者への災害義援金
・災害ボランティア活動支援
などです。
共同募金は、事前に使い道と目標金額を定めて実施されています。
赤い羽根募金のサイトには、詳細が載っているので、活動に賛同できたり、自分の募金がどれかに当たるかもしれないという前向きな気持ちになれたら、募金をしてみるのもいいかもしれませんね。
もし運営費に回ってしまっても、それも人助けに繋がっています。
スタッフの人たちがいなかったら、そもそも募金の機会すらなかった訳ですからね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
・中央共同募金会には役員が6名在籍している!
・役員報酬は存在する!
・役員報酬の額は明示されていない!
・赤い羽根募金から、役員報酬や従業員の給与が支払われることはない!
・募金額の分配は、国や自治体が介入できないグレーな部分もある!
・赤い羽根募金は、福祉関係に当てられることが多い!
善意で募金をする人はたくさんいると思いますが、そのお金が何に使われているのかは実際分からないですよね。
疑ってはいけないとは思いますが、道端で個人的に募金を募っている人を見ると、ただ自分のポケットマネーになるのではないかな、なんて卑しい考えが過ってしまうこともあります。
最後は、信じる気持ち頼りになってしまいますが、それでも団体として知名度もあり、活動内容や金額も公示している赤い羽根募金は、信憑性が高く、運営費に回っていたとしても、それも寄付の内だと考えられるのではないかなと思いますね。