高校進学は人生においても
大きな分岐点となります。
そんな高校受験の評価対象となる
のが学力検査点と内申点です。
そうとなればできるだけ高い
内申点を確保しておきたいと
考えるものですが、
その対象となる時期は
いったいいつからなのでしょうか?
今回は高校受験で必要な内申点は
いつからが対象なのか?
入試に影響する内申点の
内容などを踏まえて
ご紹介していきたいと思います。
高校受験で必要な内申点はいつからが対象?
内申点とは
内申書(調査書)に
記載される成績の事で、
各学年5段階の評定×9教科の
45点満点の数値を指します。
調査書点、調査書査点とも言います。
中学校の教師が
「関心・意欲・態度」
「思考・判断・表現」
「技能」「知識・理解」
などのさまざまな観点から、
学習成績や意欲・適正
などをきめ細かく評価した
結果に基づいて決まります。
内申点はいつからが対象?
3期制でも2期制であっても
基本的には、年度末の3月に
受け取る成績表がその学年の
成績として内申書に
書き込まれることになります。
ただし。
受験学年である中学三年時には
学期末の成績では
入試に間に合わないので、
間に合うところまでの成績が
入試用に確定されて内申書に
記載されることになります。
3期制では2学期の成績、
2期制の場合では後期の
中間テストまでの成績が
入試用として内申点として
記載されることになります。
中3から頑張ればいいわけではない
一般的に考えられているのは
3年のみの評定(成績)を使い、
5教科は1倍、
実技4教科は2倍して合計します。
この計算で行けば成績が
オール5だったとして
満点は65点になります。
しかし、
このように3年時のみの
評定を使う都道府県がある一方で、
1年、2年、3年の全ての学年での
評定が均等に扱われる
都道府県も多く存在し、
実技評定2倍もなく
計算されることもあります。
都道府県によっては
中3時の成績を重視する
ところもありますが、
全学年を通しての評定を行う
学校もあるので事前確認や
日頃の生活態度、
成績に気を遣う必要性があります。
部活動や生徒会活動は内申点に影響する?
部活動や生徒会活動、
英検や漢検といった検定結果など
中学生活でおさめた
優れた活動については
内申書に記載されます。
しかし、
これらの活動が内申点ほどに
合否に関して影響を及ぼすか
というとそこまででは
ないのが実情ですが、
地域によってはこれらの活動を
点数化して内申点に
加えることもあるそうです。
部活動などでもよほどの成績を
残していないと考慮される
ことは難しいですが、
逆に基本的に良い事のみを
記載されますので
途中退部していたとしても
内申に影響がある事はないです。
それでも部活動や生徒会を通して
得られるものは多いと思います。
友達や仲間を大切にし、
協力すること。
模範となるべき人間に
ならなければという意識は
何もしなくて手に
入るものではありません。
こういった社会に出た時の
当たり前のことや
協調性を培ってくれるものが
部活動や生徒会活動であると
思いますしこういった意識の中で
学校生活を送る事で自然と
内申点にも反映されていきます。
評定にある
「関心・意欲・態度」の
評価はこういった日頃の努力や
行動を根拠に下される
ことが多いからです。
まとめ
今回の記事を簡単にまとめ
させていただきたいと思います。
・内申点の対象になるのは、
中学3年時の受験直前の評定が対象。
・中学3年時の評定のみが記載される場合と、
全学年の評定が記載される場合など
地域によって異なる事がある。
・部活動や生徒会活動は内申点に
加算される場合もあるが、
ほとんどはよほどの結果を
残さない限り難しい。
中学校生活全体を通しての
日々の生活や5教科の総点が
対象になる事もあるので、
3年だけ頑張ればいいという
事でもないのかもしれません。
しかし、
これらの評価対象を知る事で
対策はできそうですね。