チャイルドシートというと、後部座席を想像しませんか?
私もチャイルドシートを設置する時、なんの疑問もなく後部座席に設置しました。
しかし、よく考えたら、助手席に設置したい場合もあるなと感じます。
子供と自分しか乗っていない時は心配です。
後ろに大型の荷物を乗せたい場合は、チャイルドシートが邪魔になってしまいます。
チャイルドシートを助手席に設置してもいいのでしょうか。
付け方は、後部座席と違いなにか特殊な方法なのでしょうか。
簡単にできないなら、諦めたくもなりますよね。
今回は、そんな助手席にチャイルドシートを設置することに関しての疑問などを解明していきたいと思います。
チャイルドシートを助手席にする場合の付け方は?簡単に出来る?
出典:https://autoc-one.jp/volvo/special-5000789/0003.html
車に設置された、チャイルドシートを思い浮かべてみてください。
多くの人が、後部座席に設置されたチャイルドシートを想像したのではないでしょうか。
チャイルドシートにも、お子様の安全のため、チャイルドシートは後部座席に取り付けてくださいと記載されているものもあります。
しかし、訳あって助手席にチャイルドシートを設置したい場合もあるかもしれません。
いいのでしょうか。
まず、助手席にチャイルドシートを設置するのは合法です。
では、なぜ後部座席を推奨しているのかというと、エアバッグの問題です。
ほとんどの車は、事故の衝撃を軽減するために、エアバッグが装備されています。
助手席にチャイルドシートを設置している場合、事故によって開いたエアバッグがチャイルドシートに当たると、シートが弾き飛ばされて乗っている子供がけがをしてしまう可能性があるからです。
エアバッグはあくまでも大人用なので、小さい子はその衝撃に耐えられないんですね。
しかし、助手席のエアバッグを解除できる車もあるので、チャイルドシートを助手席に設置したい場合は、エアバッグの解除をしておくとより安心ですね。
チャイルドシートの設置方法は、後部座席と変わりません。
背もたれの部分と座席に隙間がないことを確認し、ベルトを通すだけです。
ベルトを付ける位置は、チャイルドシートによって違うので、確認をし、正しい位置にシートベルトを通しましょう。
通しにくい時は、一度シートベルトを前回まで引っ張ってから通すことをおすすめします。
チャイルドシートに関する疑問を解明しよう!
出典:https://cacaca.jp/drive/rule/9309/
チャイルドシートは、後部座席に設置するという固定概念があったため、助手席でも使用できるということに驚きを感じた人もたくさんいると思います。
このように、チャイルドシートには、まだ知らない事がたくさんありそうです。
チャイルドシートに関する素朴な疑問を見ていきましょう。
①大人が抱っこできるのに、チャイルドシートは必要なの?
もちろん必要です。
6歳未満の子供を乗車させる場合は、特例に当てはまらない限りは、チャイルドシートの設置は必須で義務になります。
法を犯した場合は、運転手に減点の罰則が科せられます。
しかし、子供をあやしたり、ミルクをあげたりする日常的なお世話の時は、抱っこ乗車をしてもかまわないとされています。
②友人の車に乗りたいけど、チャイルドシートが付いていない!そのまま乗っても問題ないよね?
問題あります。
友人の車は、チャイルドシート設置免除対象車ではありませんので、立派な法律違反になります。
チャイルドシート設置免除は、タクシーやバスなどの公共機関のみになりますので気を付けましょう。
③旅行でレンタカーを借りたけど、チャイルドシートが付いていない。そのままでもいいよね?
だめです。
レンタカーでも、チャイルドシートの設置は義務付けられています。
車をレンタルする時のオプションで、チャイルドシートもしっかりレンタルしましょう。
④退院の時にまだチャイルドシートを設置していなかった。新生児なら抱っこで問題ないよね?
問題あります。
新生児でもチャイルドシートにきちんと乗せなくてはいけません。
なによりも、抱っこより確実に安全性が高いので、退院までに準備をするようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
・チャイルドシートを助手席に設置するのは合法!
・チャイルドシートが後部座席設置を推奨されている理由は、エアバッグ!
・付け方は、助手席も後部座席も一緒!
・チャイルドシートは6歳未満まで義務!
助手席とチャイルドシートという、意外に考えなかった組み合わせに固定概念を覆されたという人も多かったのではないでしょうか。
やむを得ない場合や、後部座席を広く使いたい、顔が見えなくて心配という気持ちで助手席にチャイルドシートを設置する人もいるかもしれませんが、一番大事なのは、子供の安全です。
助手席にしなくてはいけない場合は、エアバッグを解除すること、設置をしっかりする事など、第一に子供の安全を考慮した最適な環境を整えるようにしましょう。