春になると、そろそろあの時期が、待ち遠しくなってきますね。
その日を糧に、寒い冬を乗り越えました。
そうです、夏のボーナスです。
何を買おうかな。
どう使おうかな。
貯金が増えるな。
今から、支給日が待ちきれない気持ちになってきます。
ボーナス額は同僚同士で、いくらだった?いくらだった?と、やり取りすることはないと思います。
しかし、査定がある会社では、みんな金額が違うことは、分かりますよね。
そこで、今回は、ボーナスの査定は、いつからいつまでなのか。
どんなことを査定されているのか。
少しでも、あなたのボーナスUPに繋がるお話しを、伝えられたらと思います。
ボーナスとは?
そもそもボーナスとは、どういう決まりがあるのでしょうか?
ボーナスとは、
「原則として、労働者の勤務成績に応じ支給されるもの。その支給額が確定されていないもの。」
と法律で定められています。
なので、ボーナスを支給するかしないか、いくらかというのは、企業に判断を任せており、ボーナスを支給しなくても、違反にならないことが分かります。
夏のボーナス査定の期間はいつからいつまで!大企業と中小企業は?
大企業や中小企業問わず、
ボーナスは、年二回、時期は、夏の6月か7月、冬の12月に支給されるのが一般的です。
中には、年に一回のボーナスの会社や、年四回に分けて支給する会社もあります。
そして、そのボーナス額を決めるにあたって、大事になってくるのが、査定期間です。
この査定期間の、業務実績や、就業態度など、様々な事を考慮し、ボーナス額が決まる大事な時期です。
ボーナス査定期間は、何か成功を収めたいですし、大きなミスをしないようにしたいですよね。
期間については、
夏のボーナス支給が7月な場合は、査定期間は、前年10月~3月。
冬のボーナス支給が12月の場合は、査定期間は、当年4月~9月。
が一般的と言われています。
次に多いパターンは、夏のボーナスが6月、冬のボーナスが12月の場合です。
その場合は、
夏のボーナス支給が6月の場合は、査定期間は、前年11月~4月。
冬のボーナス支給が12月の場合は、査定期間は、当年5月~10月。
というのが一般的です。
査定期間を改めてみると、ボーナスに響くから査定期間に頑張ろう、と思っていても、実は一年中が査定期間ということがわかりますね。
最初に言った通り、法律では、ボーナスの有無や金額は、各会社に判断を一任しています。
なので、査定期間も会社により変わってきます。
上記は一般的な例であり、全会社が当てはまるものではありません。
また、会社の大きさ、大企業、中小企業での違いというものはなく、会社ごとの決め事になります。
公務員と民間企業のボーナスの違い
次は少し違う角度から、ボーナスの決まりを見ていきましょう。
公務員と、民間企業の違いです。
先ほども言った通り、民間企業は、会社ごとによって、異なってきます。
では、国家の下で働いている、公務員はどうなのでしょう。
公務員のボーナスは、支給が法律で定められています。
期末手当と勤勉手当の2種類です。
期末手当は、在職期間に応じて一定率で支給されるもの。
勤勉手当は、継続して働いていたことや業績に対する評価で支給されるものです。
民間企業の大企業の場合、月給の約2.4カ月分。
民間企業の中小企業の場合、月給の約1カ月分が平均の様です。
企業の大きさが、ボーナスの金額に関わってくることが、ボーナスの金額に顕著に表れましたね。
また、公務員は、基本給の約2カ月分が平均の様です。
公務員の中でも、国家公務員と、地方公務員によってもまた変わってきますよね。
ボーナス査定の内容は?
では、一体査定とは、どんな事を見られているのでしょう。
民間企業の場合は、会社により査定基準は異なります。
一般的に民間企業の場合は、全社員へのボーナスの総額を決定してから、各社員への振り分けを行っています。
そこで、基準となるのが、
・一律支給
・月給の○か月分の支給
・月給の○カ月分+成績等の反映
そして、査定に関係してくる点が、
・出勤状況
遅刻はないか、欠勤はないかなど、社会人として基本的なことが見られています。
・勤務態度
能力が高くても、勤務態度が悪いと査定が悪くなってしまうことがあります。
会社という一つの社会でうまくやれているか、雰囲気を壊していないかなども査定に関わってくるんですね。
・仕事の成果
最も分かりやすくボーナス影響することです。
プロジェクトを成功させた。
大きな契約をとった。
誰もが納得の査定がされることでしょう。
・勤続年数
まだまだ、年功序列の文化が消えない日本社会は、勤続年数を重視する会社も多いです。
最後に、これも一企業の一例でしかありませんが、少しご紹介します。
私は以前、人事とし数社に携わっていました。
なので、査定の方法や、金額の算出方法や、全員の支給額を見ていました。
その時の、査定についての印象をお伝えします。
・年功序列と勤続年数
まだまだ蔓延っています悪しき風習が。
何もしていない窓際族のような人でも、勤続年数が長いと、必然的に高額のボーナスを貰っている傾向がありました。
・周囲からの評判
周囲からの評判と言いますか、業務に関係な事でも、あまりいい噂を聞かない社員は、同じ条件の二人が並べられた時に、低く付けられる傾向が見受けられました。
・性差
同時期に入った男女が、同じ条件の場合、男性の方が多少高額に査定される傾向があります。
細かい点は色々ありますが、やはり上記の3点は、ボーナス額が出る度に気になっていました。
AIが平等に査定してくれるならまだしも、現段階では、人間である上司が査定をする以上は、感情というものが入ってきてしまうのは、致し方ないのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
・民間企業においてのボーナスの詳細は、会社により違う!
・公務員は、ボーナス支給が法律で定められている。
・査定期間は、ボーナス支給時期により異なる!
結局全て会社により異なるじゃ分からない!
と思われたかもしれません。
そんなあなたは、会社に聞いてみてください。
会社には情報開示の義務があります。
どんな査定方法なのか。
ここの査定はどうして低評価なのか。
など、疑問を解決し、気持ちよくボーナスを受け取ってくださいね。