タイヤを使って、進む乗り物。
見た目や用途の共通点で、ほぼ同じ部類のように思われる、自転車と車いす。
車いすがパンクや故障で修理が必要になった場合、自転車屋さんで車いすは、修理できるのでしょうか?
気になりますよね。
言われてみれば、どうなんだろう?と思う、疑問の一つだと思います。
一生懸命、車いすを自転車屋さんに持って行ってみてから、修理が出来るか出来ないかを賭けるのは、結構リスキーですよね。
車いすを使っている方にとって、車いすの故障は、足が壊れてしまった、動けないと、同然のことですからね。
今回は、そんな意外と知られていない、車いすの修理事情について、調査していきましょう。
おすすめの業者さんも、ご紹介しますよ。
自転車屋さんで車いすは修理できるの?どこがおすすめ?
出典:http://www.cyclems.mobi/
自転車屋さんで、車いすは修理できるのでしょうか。
答えは、「自転車屋さんにより異なります」です。
車いすが壊れたからといって、近くの自転車屋さんに持っていっても、必ずしも修理してもらえる、というものではないということですね。
では、どんな自転車屋さんなら、車いすを修理することができるのでしょうか。
それは、その自転車屋さんが「安全整備士」の資格を持っているかいないか、で変わってきます。
自転車を修理する資格とは別に、車いすを修理するには、別の資格が必要なんですね。
一昔前は、この安全整備士の資格を持っていない自転車屋さんが多く、車いす利用者は、車いすが壊れた場合、修理できる業者を探すのに、とても苦労したようです。
そんな状況を打開しようと、現在は町の自転車屋さんでも、安全整備士の資格を取得し、車いすの修理を受け持てるようにしている自転車屋さんが多いようです。
現在の認定登録者は、800人にも及び、有資格者は着実に増えているといいます。
なので、車いすの修理できる自転車屋さんを探す場合は、安全整備士の認定がある自転車屋さんかを、ホームページや電話で事前に確認してから行くようにしましょう。
しかし、さっきも言った通り、車いすの利用者にとって、車いすはその方の足です。
壊れた状態では、そもそも自転車屋さんに行くことすら困難ですよね。
また、誰かが代理で自転車屋さんに持っていくとしても、壊れた車いすを運ぶのは大変です。
とても重いですし、車を出さなくてはいけなくなるかもしれませんね。
何かと面倒です。
そんな時におすすめなのが、修理屋さんに来てもらうという方法です。
自転車屋さんに持っていくのが大変なら、来てもらいましょう。
その名も「サイクルドクター」。
自転車や車いすの出張修理サービス、販売を行っている会社です。
サイクルドクターについてもっと知りたい!
出典:https://www.hukusi-orosi.jp/fs/hukusi/wheelchair-w11-370
そんな修理業者、サイクルドクターについて、詳しく見ていきましょう。
サイクルドクターは、東京都荒川区にあります。
出張に対応しているのは、東京23区内+埼玉県川口市、草加市で、その他のエリアは、要相談になります。
対象車種は、自走式車いす、介助式車いす、リクライニング車いす、ティルト車いす、ストレッチャーなど、専門知識が必要な車いすを、幅広く対応しています。
サイクルドクターに依頼するメリットは、たくさんあります。
①経験豊富な技術者が修理をすること
②修理に行く手間や運送費がかからないこと
③その場で修理が終わること
④交換部品は、1年間の保証付き
修理というと、預けて何日か後に引き取りに行く、というイメージがありますよね。
しかし、車いす利用者にとって、その間の足がないのは不便です。
サイクルドクターは、出張に来てくれ、その場で修理をしてくれるという、依頼者からしたら嬉しいことしかないですよね。
料金は、会社が近くにある荒川区、足立区の、4,900円から、都内でも距離がある世田谷区は7,900円、大田区は、8,900円となっています。
上記の金額は、出張料+点検料+消費税がすべて含まれていて、修理費用は別途かかります。
点検項目は、グリップ、介助ブレーキ、背折れ、ハンドリング、車輪、タックルブレーキ、キャスターヨーク、キャスター、フットプレート、座シート、サイドガード、アームレスト、背シートと、項目を多く、くまなく見てくれます。
そして、一つ注意したいことがあります。
営業時間はもちろんあるのですが、休業日が少し変わっています。
日曜、祝日、そして雨天です。
雨の日はお休み、ということに気をつけて依頼するようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
あまり知られていなかった、車いすの修理について調査をしてきました。
自転車屋さんなら車いすを修理できる、と思っていた方がたくさんいたと思います。
私もその一人でした。
同じような用途の乗り物だし、タイヤのパンクなら自転車屋さんで出来るんじゃないかなと。
しかし、そんな簡単なことじゃないんだということが分かり驚きでしたね。
今後自転車屋さんに行くときは、ぜひ「安全整備士」有資格の自転車屋さんかを、見てみてくださいね。