海外で、自転車に乗ったことがありますか?
私は以前、アメリカに旅行に行った際、レンタサイクルをしたことがあります。
初めて海外での自転車でした。
その時、ふと気になりました。
あれ、日本と空気入れの形が違うと。
もしかして、国によって空気入れの形が違うのかもしれません。
そこで今回は、アメリカとフランスと日本では、自転車の空気入れの形、方法は違うのかという点を調査していきたいと思います。
海外で自転車に乗る場合や、海外製の自転車を買う場合に、焦らないようにしましょう。
自転車屋の空気入れは米式・仏式と日本式は違うの?
出典:https://www.trekstore.jp/news/?p=41260
自転車の空気入れの方法は、国によって違うのでしょうか。
まず、「アメリカとフランスと日本の空気入れの形は異なります。」
空気を入れる金具のことを、バルブといいます。
そして、このバルブは基本的に3種類しかありません。
それが、アメリカ式(米式)、フランス式(仏式)、英式です。
日本式は、最後の英式と同じです。
バルブの形が異なるということは、空気の入れ方、空気入れも変わってきます。
まずは、フランス式です。
ロードバイクやクロスバイクに使われることが多い形です。
スポーツ用の自転車を所有している人には、馴染みがあるかもしれませんね。
フレンチともプレスタとも言います。
細長くて刺さると痛そうな見た目のバルブです。
高い空気圧に対応できることと、空気圧の調整もしやすいのが特徴です。
次にアメリカ式です。
マウンテンバイクなどによく使われます。
アメリカンや、シュレーダーとも呼ばれます。
短くずんぐりした円柱型な見た目で、空気圧もきちんと測れます。
短く太いため、折れにくいのが特徴です。
最後に英式です。
空気圧の調整ができないので、日常使いのママチャリなどに使われています。
イングリッシュや、ウッズ、ダンロップバルブとも言われます。
スポーツバイクのような見た目の自転車で、使われている場合も多いバルブですが、英式タイプの場合は、スポーツタイプの自転車屋さんに修理を持って行っても、自転車屋さんは対応できないので、注意が必要です。
それぞれのバルブの空気の入れ方は?
出典:https://urabus.jp/article/699.html
バルブが違うということは、空気入れや空気の入れ方も異なってきます。
一種類ずつ見ていきましょう。
仏式の場合
①バルブ先端についているキャップを外します
ここは、どのバルブも同じですね。
②バルブコアを反時計回りに回し、先端まで緩めます
先っぽまで緩めても、ぽろっととれてしまう心配はありません。
逆にしっかり緩めないと空気が入らないので、必ずプシュッと空気を軽く抜てください。
③プレスタ用ポンプの口金をバルブの奥まで押し込みます
大丈夫かなと思うくらい、奥まで押し込みます。
中途半端に刺してしまうと、バルブが折れたり、空気が漏れたりしてしまうので注意しましょう。
またバルブをトップに持ってくる、12時の位置にすると今後作業がしやすいです。
④レバーでロックをする
空気入れの種類によってレバーを立てるか寝かすかは違いますが、ロックをします。
⑤空気を入れます
タイヤに記載されている空気圧を参考に、空気を入れていきます。
⑥作業を遡ります
空気を入れ終えたら、今までやってきた作業を遡ります。
まずは、ロックを解除し外します。
バルブコアを締め、キャップを付けます。
バルブをトップに持ってくると作業がしやすいというのは、最後ロックを外すときに力が必要なのと、バルブが折れないようにするという点からでした。
米式の場合
①キャップを外します
ここは必ず通る作業ですね。
②レバーをロックする
米式用ポンプの口金を強く押し込み、レバーをロックします。
③空気を入れます
タイヤに記載されている空気圧を参考に空気を入れます。
④ロックを外す
ロックを解除し、口金を引き抜きます。
⑤キャップを締める
フランス式に比べると硬さもなく、簡単に入れられそうですね。
英式は日本式と同じく、最も簡単で馴染みがある空気の入れ方ですね。
仏式も米式も、やり方はそんなに難しくはないですが、力がいる作業があるということ、専用のポンプを必ず使う、ということが大事なポイントになってきます。
最初は、購入した自転車屋さんで、ポンプを購入し、使い方の指導を受けるのが一番安心ですよね。
また、仏式の自転車は走らなくても空気が徐々に抜けてきます。
空気を入れる頻度としては、週に1回くらいが適正と考えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
・自転車のバルブは、仏式、米式、英式の3種類ある!
・日本式は、英式と一緒の形!
・仏式バルブは、ロードバイクなど、米式バルブはマウンテンバイクなど、英式バルブはママチャリなどに使われる!
・空気の入れ方は、それぞれ専用のポンプを使う!
・空気入れの頻度は週に一回を目安にするといい!
自転車のバルブに、種類があることを知りませんでした。
特に普段はママチャリしか乗らない人などは、なかなか知る機会もないですよね。
町でロードバイクやマウンテンバイクを乗っている人がいたら、ついバルブを横目で見てしまいそうな気がしますね。