近所に必ずある自転車屋さん。
自転車を買ったり、不具合があったりすると、お世話になることもあると思います。
そんな街の自転車屋さん。
パンクを直したり、器具を取り付けたり、専門知識や資格が必要な職種に感じますよね。
開業したいなと思った場合、どのようなステップが必要なのでしょう。
専門資格は、必要でしょうか?
開業費用は、どのくらいかかるのでしょうか?
今回は、町の自転車屋さんになりたい人のための、基本知識を調査していきましょう。
自転車屋さんになるには資格は必要?開業費用は?
出典:https://miyazaki-bikes.com/shop-info/about/
町の自転車屋さんになるための、基礎を知りましょう。
まず、資格です。
「自転車屋さんになるために、特別な資格はいりません。」
意外ですよね。
自転車屋さんを開業する場合、特別な資格は必要なく、店舗を構えられます。
「自転車屋です」「パンク修理1,000円」など看板を掲げてしまえば、誰でも自転車屋さんになれる、ということですね。
名乗るのは簡単ですが、実際に商品や知識がないと、お客さんは来てくれませんよね。
絶対に必要なものではないですが、あると役立つ資格はあります。
「安全運転整備士」です。
安全運転整備士は、取り扱う自転車の安全性を証明できるものです。
この資格があると、TSマークを有料で貼ることができます。
そして、TSマークが貼ってある自転車は、安全面において信頼性が高いということなので、高品質の自転車を提供している、という証明になります。
無資格で開業ができる自転車屋さんだからこそ、他店との差別化を図るためにも、この資格の取得はプラスに働くこと間違いなしです。
そして、その次に気になるのは、開業資金ですよね。
お金がなければ、開業はできません。
無資格で開業ができる自転車屋さんですが、開業資金で躓いてしまうかもしれません。
「自転車屋さんの開業には、約1,500万円かかる」からです。
高額ですよね。
まず必要なのは、商品の自転車。
一台あたり約5,000円~50,000円はかかります。
高価な自転車は、10万円をこえるものもあります。
これらの商品を取りそろえるだけでも、金額は相当なものになります。
自転車は本体のみならず、備品や付属品もあります。
それらも購入しなくてはいけません。
自転車の修理や整備に必要な道具類も必要ですよね。
また、物件ももちろん必要です。
物件は、500万円~700万円と、かなりの金額がかかってしまいます。
賃貸か購入かにもよりますが、物件費に加え、内装費用なども必要になります。
おすすめとしては、購入をし、自宅兼店舗にする方法です。
購入は一見費用がかかるように思われますが、長い目で見ると、賃貸の方が維持費がかかり、出費は多くなります。
そして、自宅を一緒にしてしまうことで、生活の費用と店舗の費用を一緒にしてしまう、というメリットもあります。
自転車屋さんになるためにあるといい資格はある?
出典:https://chuo-chiba.mypl.net/shop/00000348317/
自転車屋さんは、資格がなくても開業できるということがわかりました。
また、安全運転整備士の資格があると、開業に役立つということも分かりました。
しかし、それだけではまだまだ不安です。
ほかに、どんな資格があると役に立つでしょう。
「自転車技師」「スポーツバイクメカニック(SBM)」「福祉用具専門相談員」
の資格などもあると、役に立つことがあります。
そして、これらの資格はすべて民間資格です。
試験や講習を受けて認定してもらえる資格なので、比較的簡単に取得できます。
開業するにあたり、取っておいて損はないと思います。
全ての自転車屋さんが、上記の資格を持っているかというと、そんなことはありません。
そのため、これらの資格を持っていると、分かりやすく目に見える形でのお店の信頼性が証明でき、他店との差別化を図る手段として、取得することをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
・自転車屋さんになるために特別な資格はいらない!
・安全運転整備士の資格があると、質がいい商品を提供している証明ができる!
・自転車屋さんの開業には、1500万円くらいかかる!
・店舗は購入し、自宅兼店舗をおすすめ!
・その他、自転車技師などの資格を取っておくと信頼性が高まる!
町の自転車屋さんを開業するにあたり、特別な資格が必要ではない、ということが分かりました。
看板を出してしまえば、今日からあなたも自転車屋さんです。
しかし、そうはいきませんよね。
商品のことや、修理のこと、知識や技術がないと、開店休業状態といっても過言ではないです。
そのためにも、紹介した資格の取得やスキルを学ぶこと、開業をするならそれなりの覚悟を持って、万全の準備をしておきたいですね。
そして、小さな自転車屋さんだとしても、それなりにかかる開業資金。
開業資金の工面も、前々から計画をしなくてはいけないくらいの高額ですよね。
資格が不要だから、自転車屋さんは簡単。
そんな安易なことを考えることなく、自転車屋さんになってくださいね。