小学校高学年の女子児童が反抗期になると、どうなるんでしょうか?
無口になる?
親の見えないところで何かする?
暴力に走る?
想像はいろいろできますが、実際はその女子児童によってさまざまだと思います。
では、その原因と対策は何かあるのでしょうか?
答えは……あります!
でも、ケースバイケースだとしたら、なおさらどうしたらいいの?
これから詳しく説明していきます。
反抗期の定義
反抗期のないお子さんもいますが、大抵の子供は小学校の高学年で反抗期が来ると言えるでしょう。
でも、そもそも反抗期って?
何に反抗しているの?
何に反発しているの?
実は、調べてみると反抗期は二回あるそうです。
一つ目は、だいたい自我が芽生える3~4歳の頃。
もう一つが、青年期の前期です。
(つまり、小学生の終わり~中学生あたり)
難しい話を要約すると、精神的に成長するための必要なものだそうです。
しかし、いきなり親に反抗的になると、どう対処すればいいのでしょうか?
放っておくべき?
それとも、もっとかまうべき?
小学校高学年の女子の反抗期の原因
小学校の高学年女子に限定すると、反抗期の原因も見えてきます。
反抗期は、他人の指示に逆らったりすることです。
つまり、自分の考えを持ち始めている頃とも言えます。
同時に、女子児童だとちょっとした先輩がいると、初めての化粧を教わったりと親の見えないところで行動する時期だとも言えます。
今までは親に「だめ」と言われていたことも、「隠れてすればいい」という知恵がつく頃なのです。
昔ながらのお母さんだと、
「化粧するなんて!」
「親に黙って!」
と言ってしまうところですが、それはNG行為とも言えます。
子供は子供なりに大人への準備をしているのです。
生理が来たりして、女の子はそこで初めて「大人」というものを実感します。
よくわからないまま、子供のまま大人になる男子とは違い、女子は繊細で難しいです。
でもそれは、昔ながらの価値観を持つお母さん側にも非はあります。
どうすれば大人になれるの?
子供は男女問わず、ずっと考えます。
しかし、もちろん簡単には答えは見つかりません。
その苛立ちが、「親への反抗」という形になるのです。
ちょっと先の話になりますが、自分の娘が20歳前後になった時。
「あの時はごめんなさい」
という人もいるでしょう。
それは「大人として丸くなった」のではなく、「大人になったから、子供の時の自分の気持ちを昇華できた」のです。
反抗期は気長にすぎるのを待つべきです。
反抗期の対処方法ってあるの?
では、本題に入りまして。
小学校高学年の女子児童は、グループを作ったり、外れた子をいじめたりと何かと悪さをします。
しかし、グループを作るのは、同じ悩みや同じ趣味を持つ児童と絆を深めたいという証拠です。
みんな、子供の時は不安です。
では、大人側はどう対処すればいいのでしょうか?
実は、そう難しくありません。
難しく考えるから、余計に事態は悪くなるのです。
例えば、こうです。
親に隠れて、女子児童が化粧をしていたとします。
普通なら、「何してんの?」と親は声を低くしますが、こうしてみてはどうでしょうか?
「ママと一緒に化粧してみる?」
すると、怒られるとばかり思っていた子供も、「え?」となるでしょう。
子供は親の真似をしたいのです。
だから、そこに寄り添って会話をしてみるのです。
「こうするとかわいいわよ」
なんて言えば、子供にしてみれば、「ああ、認められた」という承認欲求が満たされるのです。
洋服の雑誌を読んでいる時も、何か親の真似をしている時も、子供は「怒られるんじゃないか?」とびくびくしてしまいます。
違うんだよ、いいんだよ。
そう言って子供の気持ちに寄り添うことが、第一だと思います。
もちろん、学校で化粧をすることがくせになってはいけないので、その時は必ず、こう言いましょう。
「でもね、ママ以外の、学校の先生は良く思わない人もいるから、これは内緒にしようね」
親への内緒ごとが、親との内緒ことになり、仲間が増えます。
子供は意外に思い、大人への信頼を感じるでしょう。
何より、工作といったことよりも、親との共同作業に女子は喜ぶはずです。
突き放し、認めないのではないのです。
気持ちに寄り添うのが一番なのです。
まとめ
子供にとって、手本は大人です。
意味は分からずとも、大人への仲間入りをしたいと思うのが子供です。
特に、難しいという高学年の女子の反抗期。
そういう時は、気持ちを逆なですることだけはやめましょう。
陰で「反抗期ね」と笑うのもやめましょう。
子供は親の知らないところで、そういったことを知ってしまいます。
そうすれば、信頼関係も水の泡。
大事なのは、気持ちに寄り添う。
何かに怒っているのなら、ゆっくり話を聞くのもいいですね。
もちろん、「聞き出す」のではなく、「雑談」ぐらいがちょうどいいんです。
相手の心の内を知りたいのなら、ママの若い頃を聞かせてもいいでしょう。
とにかく、必要なのは「理解」だということを理解してください。