恵比寿様と大黒様にするお供え物や食べ物とは?何か意味はあるの!

恵比寿様と大黒様を、自宅でまつっている人は多いと思います。

 

お供え物や手を合わせるのが習慣となっていていますよね。

 

お供え物の内容や、意味を考えずとしておこなっている人もいるのではと思います。

 

しかし、もちろんお供え物には一つひとつに意味があり、だから毎日お供えしているのです。

 

今回は、言われてみれば知らなかった、恵比寿様と大黒様のお供え物の内容や意味について調査していきたいと思います。

 

改めて意味を知ったうえで、お供え物をすると、より理解が深まり、祀る側の気持ちの変化が生まれるかもしれませんね。

 

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恵比寿様と大黒様にするお供え物や食べ物とは?何か意味はあるの!

出典:https://mirailab.info/column/22714

 

恵比寿様と大黒様のお供え物を紹介します。

 

恵比寿様と大黒様には、特定の日に、豪華なお供え物をするとされています。

 

お供え物の内容としては、地域や家庭によって違います。

 

例えば、恵比寿様には、ご飯、大根の厚煮、尾頭付きのいわしをお供えする場合があります。

 

そして、このお供えしたいわしは、未婚女性が食べてはいけないと言われています。

 

理由は、婚期が遅れると言われているからです。

 

そして、夜はうどんやおにかけにします。

 

恵比寿様には、恵比寿講と言われるものがあります。

 

商売繁盛を願う行事です。

 

初恵比寿の1月20日と11月20日に行われます。

 

1月10日、10月20日に行う場所もあります。

 

これも地域や家庭によって変わってくると思います。

 

この恵比寿講は、ご馳走を振舞います。

 

内容は様々です。

 

一例として、炊き込みご飯、お吸い物、野菜の煮物、大根とにんじんのなます、尾頭付きの魚をお供えします。

 

一説によると、恵比寿様には「ん」のついたもの、例えば、ほうれんんそう、れんこん、にんじん、だいこん、みかんなどをお供えすると、運がつくと言われているようです。

 

大黒様は、12月9日に行われるお歳夜があります。

 

その年の収穫を感謝し、子孫繁栄を祝うものです。

 

お供えするものは、まっか大根、米炒りです。

 

まっか大根は、二股に別れた大根のことを言います。

 

まっか大根をお供えするようになった経緯には、様々な説が残っています。

 

ひとつは、大黒様が餅の食べ過ぎで苦しんでいたところ、大根を洗っていた娘を発見しました。

 

大根が消化にいいと知っていた大黒様は、大根を分けて欲しいとお願いしましたが、どうしても本数を少なき出来ない理由で、あげられなかった娘は、まっか大根の一方を折って大黒様にあげました。

 

そのおかげで、大黒様の腹痛が治ったという話です。

 

また、二股の大根は見た目が色っぽいことから、大黒様の奥様であるという説もあります。

 

米炒りは、大黒様が米俵に乗っていることからきています。

 

米炒りという米菓子もお供えします。

 

ご馳走は、黒豆ご飯、黒豆なます、納豆汁、焼き豆腐田楽、ハタハタの田楽など、豆料理が多いです。

 

これには、家族がまめに暮らせるようにとの思いが込められています。

 

まめに暮らすとは、丈夫に暮らせるようにという意味です。

 

ハタハタ田楽は、子孫繁栄を願っています。

 

焼き豆腐田楽は、とても手間がかかる料理なので、苦労をいとわず作れば、大黒様から服が授かるともいわれています。

 

このように諸説ありますが、神様へのお供え物にはしっかり意味があり、様々な願いが込められているということが分かりましたね。

 

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恵比寿様と大黒様はどんな神様なの?

出典:https://jmty.jp/hiroshima/sale-fur/article-xidr

 

恵比寿様と大黒様は、とても有名な神様です。

 

しかし、どのような神様なのかと言われると、そういえばよく知らないなとなりませんか。

 

まず、恵比寿様は、商売の神様です。

 

烏帽子に狩衣装で釣り竿と網を持つ漁業の神様です。

 

農村では豊穣の神様、漁村では豊漁の神様としても信仰されています。

 

恵比寿様には、商売繁盛、除災招福、五穀豊穣、大魚守護のご利益があります。

 

恵比寿様というと、恵比寿講がありますが、これは、神無月とかかわりがあります。

 

神無月には、全国の神様が出雲にある恵比寿講が知られていますが、実はその際に留守を預かっている留守神の一人が恵比寿様なのです。

 

他の神様に置いて行かれた恵比寿様をなぐさめるためにはじまったと言われているのが、恵比寿講なのです。

 

大黒様は、農業の神様です。

 

打ち出の小槌と大きな袋を抱える姿ですね。

 

ヒンドゥー今日の神様で、シヴァ神の化身のマハーカーラという神様に由来しています。

 

大黒様には、商売繁盛、出世開運、五穀豊穣、子孫愛育のご利益があります。

 

恵比寿様も大黒様も、商売繁盛の神様なんですね。

 

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まとめ

いかがだったでしょうか。

 

・神様へのお供え物には、全て意味がある!

 

・恵比寿様へのお供えは、尾頭付き魚、炊き込みご飯や煮物などがある!

 

・大黒様へのお供え物は、まっか大根や米炒りなどがある!

 

・恵比寿様も大黒様も、商売繁盛のご利益がある神様!

 

神様のご利益や、お供え物の内容、お供え物の意味など、いるのが当たり前、お供えするのが当たり前だったことが、そんな意味があったんだと感じたことがたくさんありました。

 

ご馳走を準備する日、お供え物の内容、意味あい、地域などで諸説はあるので、絶対という話ではありませんでしたが、諸説やお供え物の違いを知るのは、とても興味深いですね。

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