本格的な夏に入る前に行う風物詩は、みなさんありますか?
昨今は、季節の時期がずれてきていて、あまり、昔の習慣が行われなくなってきているとは思います。
今回は、昔なら夏入り前にたくさんのご家庭が作っていた、梅シロップ。
私も小さいころ、母親が作っていたのを手伝った記憶がかすかにあります。
お子さんから大人までおいしく頂ける梅シロップを今年は、手作りしてみませんか。
作り方や保存方法を見ていきましょう。
そして、手作りだと基準が曖昧な賞味期限。
梅シロップは、5年というのは本当なのでしょうか。
早速調査していきましょう。
梅シロップの賞味期限は5年なの?作り方や保存方法は?
出典:https://mrs.living.jp/livingmate/livingmate046/mate_cooking/3085451
とてもおいしい梅シロップ。
暑い夏を乗り切るお供になりますよね。
作り方はとても簡単なんです。
準備するもの
青梅:1kg
氷砂糖:1kg
容器:4ℓもの
竹串:数本
- ビンに熱湯を少量注ぎ、ビンを消毒します
- 青梅の下処理をします
まず、青梅を流水で優しく洗います。
たっぷりのお水につけ、あく抜きをします。
時間は、1時間から2時間です。
水気を拭き取ります。
竹串を使い、へたを丁寧に取っていきます。
ここまでが、青梅の下処理です。
- 青梅と氷砂糖を瓶に入れます
交互にいれていくと混ざりやすくなります。
- 冷暗所で寝かせます
- 10日ほどして、梅がしわしわになったら梅を取り出します
- 果汁を鍋に移し、弱火にかけ、あくを丁寧に取ります(加熱殺菌)
- 冷まして完成です
とても簡単ですよね。
梅と氷砂糖を容器に入れるだけで、みるみるうちに梅シロップが勝手に出来上がってくれるのです!
もし、早く完成させたい場合は、梅にフォークで穴を空けてから漬けると、漬かりが早くなります。
そして、氷砂糖は、その他の砂糖でも代用する事ができます。
色々な組み合わせで味を楽しんでみてください。
保存方法は、ビンに入れ、冷暗所に置いておくだけで大丈夫です。
そして、保存期間ですが、上記の手順6の加熱殺菌を行わないなら、ひと夏で飲み切ることをおすすめします。
長期保存をしたく加熱殺菌をした場合は、常温で1年までが好ましいです。
保存状態によっては、3年くらいもつ場合もありますが、自宅で作っているもので、大丈夫か大丈夫じゃないかの判断は難しいこともあります。
あまりの長期保存は行わない方がいいでしょう。
梅シロップの疑問を解決!
出典:https://www.pinterest.jp/pin/463026405432119011/
梅シロップを今年初めて作ろう!と思っても、作ったことがないと何が正解なのか分からないことってどうしてもでてきますよね。
そこで、梅シロップを作る際によくでる質問と答えを紹介します。
Q:どんな梅を使えばいいの?
A:若くてかたくて新鮮な青梅をおすすめします。
Q:黄色くなった梅でも作れる?
A:作る事はできます。
しかし、採れるエキスが少ないので、トロっとした出来上がりになります。
Q:梅の品種はどれがおすすめ?
A:南高梅、古城がおすすめです。
Q:どんな砂糖が使える?
A:氷砂糖、白砂糖、ザラメ、グラニュー糖など自由に使えます。
はちみつでもOKです。
Q:容器はどんなものがいいの?
A:口が広く、ふたがしっかり閉まるもの。
中の様子が見える透明のものが最適です。
Q:冷暗所で保管できる場所がないのだが?
A:どうしても高温の場所しかない場合は、冷蔵庫で保管する手もあります。
Q:液体に白い泡がでてきた。
A:発酵してしまっています。多少の発酵は問題ありません。
液だけを鍋に移し、弱火で煮てあくをとる方法もあります。
Q:砂糖が溶けない!
A:ビンの底に沈殿してしまいます。
最低でも毎日1回は、かき混ぜましょう。
Q:レシピ通りに作って完成の分量は?
A:上記のレシピの場合、梅シロップは、800㏄ほどになります。
Q:梅シップの色はどんな色が正解?
A:梅シロップは、使った砂糖によって、完成の色が異なります。
透明感の琥珀色から、深みのある濃い色までさまざまです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
・梅シロップの作り方はとても簡単!
・梅シロップは、冷暗所で加熱殺菌をしても3年くらいの保存が好ましい!
・若くてかたくて新鮮な梅を使うと、おいしくできる!
砂糖と青梅があれば、簡単に梅シロップを作ることが出来ました。
ひと夏中に飲み切るなら、加熱殺菌は不要なので、火を使うことなく、お子さんとも楽しく安全に作ることができますね。
梅と砂糖は1:1なので、容器を小さくして、様々な梅と砂糖の組み合わせを試してみるのもたのしそうです。
まだ梅雨が明けていないですが、今年の夏はいつもと違い、あまり外出できない特殊な夏になりそうです。
つまらないと感じそうですが、逆を言えば、おうち時間を充実させ、楽しくするためにも、何かを作って、その経過を観察して、おいしく頂くという、少し面倒なことに挑戦できる時間ができたということになりますよね。
いつもとは違う夏の過ごし方に、梅シロップ作りを加えてみるのはいかがでしょうか。