ボジョレーヌーボーってまずいのでしょうか?日本人に合わない?

ボジョレーヌーボーの季節が近づいてきました。

 

毎年、お店では大きなコーナーを用いて、大々的に売り出し、ニュースにも取り上げられ、発売日にはカウントダウンも行われます。

 

そんなボジョレーヌーボーは、フランス産のボジョレー地区のワインですよね。

 

味は、どうなんでしょうか。

 

もちろん、年によって味は違うと思いますが、そもそもボジョレーヌーボーは、日本人の口には合わないのでしょうか。

 

今回は、ボジョレーヌーボーの味について、調査していきたいと思います。

 

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ボジョレーヌーボーってまずいのでしょうか?日本人に合わない?

出典:https://grapee.jp/113634

 

ボジョレーヌーボーがまずいと感じる人は、意外に多いようです。

 

しかし、大前提として、味の好みは人によって違います。

 

日本人だから好まない味、フランス人だから好む味というわけではなく、味覚は人それぞれというのをベースに置いていきますね。

 

では、なぜボジョレーヌーボーがまずいと感じる人がいるのでしょう。

 

なにが原因なのでしょうか。

 

何点かポイントがあるようなので、見ていきましょう。

 

・ボジョレーヌーボーの特徴が好きではない

 

ボジョレーヌーボーは、超特急で作られたワインです。

 

ボジョレー地区の新酒の、お披露目といったところです。

 

本来なら、収穫したブドウを何か月、何年もかけてワインにするところ、ボジョレーヌーボーは、1,2か月でワインにして飲んでいるのです。

 

そのため、味が薄かったり、味に特徴がないというのが特徴です。

 

とても軽いワインなんです。

 

なので、普段重いワインを飲んでいる人からすると、物足りない、美味しくないとなってしまうのです。

 

違和感を感じるのもそのせいです。

 

では、なぜボジョレーヌーボーは、そんな超特急で作って売りだす必要があるのか。

 

実は、本来ボジョレーヌーボーは、これから、このボジョレーヌーボーは、何年寝かしたらいいかというのを評価するワインだからです。

 

ボジョレーヌーボーは、がぶがぶ飲んで楽しむものではないんです。

 

あくまで、試飲のためのワインなんですね。

 

そのため、突き詰めてしまうと、まだ完成しているという訳ではないのです。

 

なので、ワインに精通している人からすると、ボジョレーヌーボー解禁で飲んでいるというのは、不可解現象のようですよ。

 

・品種のガメイが好きじゃない

 

ボジョレーヌーボーに使われるぶどうの品種は、ガメイというものです。

 

フランスのボジョレー地区のメインの品種です。

 

このガメイが好みじゃない場合も、ボジョレーヌーボーはまずく感じますよね。

 

ガメイの特徴は、フレッシュ、フルーティーです。

 

果実味や酸味を感じますので、それが苦手という人にはあいません。

 

・安いものを買っている

 

ボジョレーヌーボーの金額は、ぴんきりです。

 

同じボジョレーヌーボーでも、安いのにはそれなりの理由があります。

 

安くても美味しいのもありますが、反面、安いと外れも多いです。

 

紹介した通り、ボジョレーヌーボー自体が、並の質でないポディションのワインです。

 

なので、安いのを選んでしまうと、美味しいものに出会えない可能性がとても高くなります。

 

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ボジョレーヌーボーの味は変わってきている?

出典:https://enjoy.sso.biglobe.ne.jp/archives/beaujolais_copy/

 

試飲のワインで、これから寝かせる年数を、プロたちが決めるためのボジョレーヌーボーですが、一部でまずいと評価をされてしまって、とても不名誉な評価をされてしまっています。

 

そのため、昨今のボジョレーヌーボーは、味の向上をはかっているようです。

 

ぶどうの栽培技術も向上していることもあり、味わいは、徐々に上がってきているようです。

 

もちろん、天候などに左右されるので、全てが当たりというのは難しいことではありますが、平均的な味わいは、上がってきています。

 

今年は、ボジョレーヌーボーが出たと、その時の味だけで判断せずに、試飲の気持ちで飲んで、その後、数年間の長期熟成をして、ボジョレーヌーボーの底力を味わってみてくださいね。

 

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まとめ

いかがだったでしょうか。

 

・ボジョレーヌーボーがまずいと感じる人は、軽いワインが苦手、ガメイが苦手、安物を飲んでいるなどの理由がある!

 

・ボジョレーヌーボーは、本来試飲用のワインで、熟成期間を吟味するためのもの!

 

・ボジョレーヌーボーはまずいという評価を受けて、味が向上してきている!

 

ボジョレーヌーボーがまずいと感じるか、美味しいと感じるかは人それぞれですが、そもそも、ボジョレーヌーボーは、一般に出回って美味しく頂くことが目的ではなく、試飲用でこれから何年の熟成が必要か、何年の熟成が一番おいしく出来るかというのを吟味して決定するためのワインということに驚きませんでしたか。

 

ワインのプロや通からしたら、解禁と同時にがぶがぶ飲んでいるのは、不思議な光景だったんですね(笑)

 

今年のボジョレーヌーボーは、試飲用を飲んで、数年後の熟成物を飲み比べてみたら面白いですね。

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