年中食べられて、
栄養価も高く、
価格もお手頃なので
子供のおやつとしても
定番の果物「バナナ」。
そのバナナが
「絶滅危機にある」って噂を
耳にしたことはありますか?
我が家ではワンコのおやつにも
バナナを利用しています。
そのまま食べさせたり、
米粉と練り込んで
スコーンを作ったり。
もちろん人間も食べますよ!
バナナジュースも作って飲みます。
なので無くなったら
とっても困ります!!
バナナが今どうなっているのか、
調べてみました。
【バナナが絶滅危機にあるって本当?】
バナナ生産の中心地である
南米に病原菌が
上陸したそうなのです。
この病原菌、
バナナに破壊的な打撃を
与える病原菌なのです。
しかも除去することが
とても難しいと
言われる真菌(カビ)だと・・・。
【バナナの病害「新パナマ病」って?】
バナナの病害
「新パナマ病」を引き起こす真菌。
フザリウム属の真菌TR4が
南米コロンビアで確認されました。
コロンビア農場院(ICA)は
2019年8月8日に
非常事態宣言を発表しました。
新パナマ病とはTR4が根から
侵入して広がり、
立ち枯れを起こす
バナナの病気です。
新パナマ病に感染したバナナを
食べても人体には害はありません。
TR4が人に感染することも
ないのですが、
この病気への効果的な防除方法が
今現在確立していないのです。
バナナの品種のなかで
最も生産量が多いのは
「キャベンディッシュ」
というバナナです。
この「キャベンディッシュ」に感染し、
台湾や中国、
東南アジア、
中東などで
バナナの栽培に損害が出ています。
このまま世界的に感染が広がれば、
キャベンディッシュが
絶滅する恐れもあるそうです。
なんと現在生産されている
バナナはほとんどが
キャベンディッシュという
遺伝的に同じ品種なのです。
【原因は何?】
新パナマ病の原因は
「フザリウム オキシスポラム」
とよばれるカビです。
土中に生息していて、
根から侵入します。
一度蔓延すると何年も農地が
汚染されてしまう
厄介な病気なのです。
拡散の原因と考えられているのは
・台風での洪水
・農業に出入りするトラックや
人の靴や服についた土
これまでに東京ドーム
約2138個分のバナナ農園が
閉園に追い込まれ、
特にフィリピンでは壊滅的な
被害がでているようです。
私が買っているのも
フィリピンのバナナです。
安くて甘くて・・・
絶滅したら本当に困ります!
【バナナは絶滅してしまうのか?】
私たちが普段食べているバナナは
「キャベンディッシュ」で、
以前流行したパナマ病に対する
抵抗力を持った品種の
バナナなのです。
そのキャベンディッシュと
新パナマ病に抵抗性を持つ
バナナを掛け合わせても、
新パナマ病に抵抗性を持つ
キャベンディッシュが生まれる
確率はかなり低いそうです。
もし新パナマ病に対する
抵抗性をもつバナナが生まれても、
今のキャベンディッシュ
のように甘くなかったり、
日本人好みではないものに
なってしまう可能性が
あるそうです。
ということで今の状態では
現在主流として日本で
食べられているバナナ
「キャベンディッシュ」が
絶滅する可能性はとても
高いようです。
悲しいですね・・・。
技術がもっと発達して、
なんとか遺伝子組み換えなどで
絶滅から守ってもらえる
ことを祈るばかりです。
でも最悪でも
キャベンディッシュ以外の
品種を食べることもできるので、
絶滅はしないようです!
そういえばスーパーでも
見かけますよね。
「エクアドル産」のバナナ。
こちらは新パナマ病には
感染していませんので。
【まとめ】
バナナがスーパーから消える
日はなんとか食い止められそうです。
ただ、
日本人がなじみにしている
美味くて甘い
キャベンディッシュバナナを
新パナマ病から守る
ことは非常に難しく、
品種改良も難しいとのことですが、
技術が発達してまた安心して
キャベンディッシュバナナが
食べられるように
なることを期待します。