駅前や街中で、誰もが見かけたことがあるのではないでしょうか。
赤い羽根募金。
小さい子や大人たちが、声掛けをし、募金をお願いするおなじみの光景です。
募金をして、赤い羽根を胸に付けたことがある人もたくさんいると思います。
募金は気持ちです。
しかし、赤い羽根募金で集まったお金が、何に使われているのかをしっかり知っていますか。
残念なことですが、募金や寄付を偽った詐欺をする人もたくさんいるのが現状です。
今回は、赤い羽根募金の正当性、寄付先、使い道などについて調べていきましょう。
詳細を知る事で、募金というものにより前向きに向き合えるかもしれませんからね!
赤い羽根募金は怪しいの?寄付先は何処で使い道は!
出典:https://www.ict-tokushima.jp/kyobo/html/htdocs/index.php?page_id=16
赤い羽根募金を見かけたことがある人、募金をしたことがある人は多いと思います。
しかし中には、本当にちゃんとした団体なの?
集まったお金をどう使っているのか分からないから募金したくない、したことがないという人もまた多いと感じます。
まず、赤い羽根募金の正式名称は、赤い羽根共同募金で、募金活動の通称です。
歴史は長く、運営母体は、1947年に社会事業共同募金中央委員会として発足しました。
色々な組織形態を経て、現在の募金活動に至っています。
組織の形態はしっかりしていて、寄付者は所得税控除を受けることができます。
【赤い羽根共同募金、寄付金の税制優遇として、しっかり、共同募金界への寄付は、法人、個人ともに、税制所の優遇措置の対象となります。
特に「赤い羽根共同募金」への寄付は、公益性、緊急性が高い寄付金として財務大臣が指定する「指定寄付金」とされ、法人寄付の場合は寄付金の金額を損金算入することができます。
また、個人による寄付も、所得控除または税額控除の適用を受けられます。】
と明記されています。
しっかりした団体だからこそ、ちゃんと所得控除、税額控除を受けられますから、漠然と感じていた赤い羽根共同募金が怪しいという点は、まずはクリアできたのではないでしょうか。
次に、募金の使い道です。
赤い羽根共同募金は、7割を地元、3割を広範囲の活動に使われます。
地元?広範囲?これだけでは、明確な答えではなく、また疑い深くなってしまいます。
そんな時は、赤い羽根共同募金のウェブサイト内の年次報告書、事業報告、決算を見てみるといいでしょう。
寄付金の使い方の詳細が載っています。
年間で集まった金額、募金方法の割合なども見る事ができます。
例えば、平成30年度の場合、赤い羽根共同募金の収入は、129.5億円。
家庭訪問の募金が、52.3%、法人募金が9.2%、従業員からの募金が3.6%となっています。
募金の使い道は、自治体によっても違うので、自治体のサイトで確認する事ができます。
その他にも、より細かい情報を見る事ができます。
しっかりした団体でなければ、こんな詳細を公開する事はできないですよね。
使い道などは、募金した自治体によって変わってくるので、一概には紹介できませんでしたが、しっかりウェブサイトに明記されているということが分かりました。
これほどまでの情報を公開してくれている団体ということは、怪しいというレッテルは失くしてもいいのではないでしょうか。
赤い羽根募金の名前の由来は何?
出典:https://kids.gakken.co.jp/jiyuu/category/research/akaihane/
募金をすると赤い羽根が貰える赤い羽根共同募金。
それが当たり前の光景になっていましたが、なぜ赤い羽根なのだろうと改めて考えると、答えは分からないですよね。
赤い羽根というのは、世界中で正義や勇気の象徴として使われることが多いのです。
イギリスでは、三銃士のロビンフットの帽子についているのが赤い羽根。
アメリカでは、インディアンが冠につけているのが赤い羽根です。
人物のみならず、ミッキーマウスも、悪者と戦うとき、赤い羽根をつけて戦ったことがあります。
世界中の赤い羽根が意味することをヒントに、赤い羽根を使うことになったようです。
開始当時は、赤い羽根を胸に付けることに、難色を示す国民が多かったようですが、月日を経て、受け入れられるようになりました。
赤い羽根の意味を知ることで、自分も募金をすることで勇気、正義を感じられる、果たしたと思えると感じられる気がしますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
・赤い羽根募金は、1947年に誕生した募金活動の通称!
・赤い羽根募金は、7割を地元、3割をその他に使う募金団体!
・赤い羽根募金の金額や使い道は全てサイトで確認できる!
・赤い羽根の由来は、世界で正義や勇気の象徴ということに習っている!
赤い羽根募金に協力したいけど、得体が知れない団体だと、嫌煙していた人がいたなら、それが誤解だったということをお伝え出来たと思います。
募金をする側としては、そのお金を有意義に使って欲しいと思うのは当たり前のことです。
今後は赤い羽根のサイトをよくみて納得をしたうえで、募金をしてみたいなと感じますね。