人形町のわしやのべったら漬けは美味しいの?何が特別なの?

東京の名産品っていうと何を想像しますか。

 

あまりこれと言ったものが、出てこない人が多いのではないでしょうか。

 

北海道なら、海鮮。

 

青森なら、りんご。

 

新潟なら、お米。

 

広島なら、牡蠣。

 

などなど、各地に名産品があり、比較的ぱっと思いつくことが多いですよね。

 

様々な土地の人が集まる東京は、突飛出たこれと言った名産物が、私は思いつきませんでした。

 

しかし、東京にも歴史があります。

 

名産品があるんです。

 

それが今回調査をする「べったら漬け」です。

 

その中でも特に名の知れている人気店「わしや」についても、調査していきたいと思います。

 

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人形町のわしやのべったら漬けは美味しいの?何が特別なの?

出典:https://www.jalan.net/gourmet/grm_alikejpB001044377/kuchikomi/0004488618/

 

わしやとは、東京日本橋人形町の老舗です。

 

その中でも自家製べったら漬けは、昭和5年の創業以来、多くの人から高評価を貰っている人気の逸品です。

 

では、何が特別なのでしょうか。

 

わしやの自家製べったら漬けは、厳選された高冷地大根を使います。

 

皮を丁寧に剥いて、うすしおに漬けます。

 

砂糖、麹などで調理をする、贅沢なほどに時間をかけた高級漬物なのです。

 

味の特徴としては、甘みが強いということ。

 

スーパーなどにあるものでは出せない老舗の味です。

 

甘みが強いのが美味しいですが、正直、好き嫌いが分かれる味ともいえそうです。

 

それでも、麹が生み出す旨味と味に、多くの人が虜になっているんですね。

 

製造工程として、

大根選別→皮むき→塩漬け(3日間)→調味漬け(7日間)→軽量→検査→出荷

となります。

 

1週間以上かけているんですね!

 

わしやの紹介をします。

 

東京都中央区日本橋人形町2-2-3

 

水天宮前駅と人形町駅の中間ぐらいに位置しています。

 

店頭には多くの漬物が並んでおり、べったら漬けのみならず、気になる商品がたくさん見つけられます。

 

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べったら漬けってどんなものなの?

出典:https://www.centraltokyo-tourism.com/spot/detail/100402002

 

そもそも、べったら漬けを知っていますか。

 

食べたことがないと、名前からはなかなか想像が出来ないですよね。

 

べったら漬けとは、大根の麹漬けの一種です。

 

東京の名産品ともいわれています。

 

べったら漬けの生まれは、日本橋本町の宝田恵比寿神社で売られたのが起源なのではと言われています。

 

そして気になる、このべったらという言う名前は、一体どこからきたのでしょうか。

 

いくつかの説があります。

 

一つは、漬けた大根の表面に漬け床の米麹がついて、べとべとしていたから。

 

二つ目は、売り子の男性が女性客の着物の袖に「べったらだ べったらだ」とはやし立てながら、米麹を売るスタイルだったから。

 

三つめは、売り歩く際に、足元が米麹でべたべたにぬかるんでいたから。

 

最期は、恵比寿の神社が起源とされているので、えべすから言葉が変わりべったらと訛った。

 

という4つの説があります。

 

べったら漬けは、江戸で人気を博し、べったら市も誕生したようですよ。

 

べったら漬けの特徴は、なんといっても甘みです。

 

米麹を使った漬物はたくさんありますが、べったら漬けの甘さは秀でています。

 

それは、米麹をそのまま使うのではなく、甘酒として発酵させてから漬け床に使うからなんです。

 

通常の米麹で漬けるだけでは引き出せない甘みは、ここに違いがあったんですね。

 

最期に、米麹の嬉しい作用を紹介します。

 

それは、腸内環境を整える作用があるということです

 

べったら漬けは、生の大根より漬けて水分を抜いた分、繊維質が多くなり、食物繊維が効率よく摂れます。

 

また、大根自体にも消化を助ける酵素が含まれているので、腸内環境を改善する働きがあるのです。

 

甘酒の栄養成分も摂取することができますしね。

 

しかし、下漬けの時に、塩をたくさんつかうので、塩分は高めの漬物です。

 

高血圧の人は食べ過ぎに注意が必要です。

 

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まとめ

いかがだったでしょうか。

 

・わしやは、東京日本橋人形町の老舗漬物屋さん!

 

・わしやのべったら漬けは、甘みが特徴!

 

・べったら漬けは、東京名産品の大根の漬物!

 

・特徴的である甘みは、甘酒から生まれている!

 

日本に西洋の食事が入ってきてから、なかなか白米に味噌汁、魚に漬物のような、THE日本食を食べる家庭は、少なくなってきたと思います。

 

しかし、漬物に限らず、長く愛されている逸品の歴史や人気の秘密を辿ってみると、美味しいだけだからではなく、身体によかったり、栄養がしっかりとれたりと、理にかなったものだということが分かりましたね。

 

若い世代になると、お漬物をお漬物屋さんに買いに行くという感覚はあまりないかと思います。

 

私も正直、わざわざ行くのはな、と思ってしまいます。

 

特に高級な漬物となると、手が出しにくいですよね。

 

なので、一つ提案です。

 

自分に買うとなるとなかなかハードルが高いかもしれませんが、どこかへの手土産や、贈り物として、まずは訪れてみるのはいかがでしょうか。

 

通な感じがして、粋な感じがする。

 

江戸っ子心がくすぐられそうです!

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