季節を代表する香りとして、多くの人が挙げられるのが、キンモクセイ。
キンモクセイの香りが風に乗ってただよってくると、秋だな、今年もこの季節だなと感じる風情漂わせる香りですよね。
そんなキンモクセイが、庭に植えてある人も多いのではないでしょうか。
キンモクセイは結構大きくなります。
縦と横にどんどん大きくなってしまうと、必要となってくるのが、剪定です。
とりあえず刈ると木を駄目にしてしまうかもしれません。
今回は、キンモクセイを低くする方法や注意点、何から始めればいいのか。
そんなことを、調査していきたいと思います。
キンモクセイ(金木犀)を低くしたいようですがどうすればいいですか?
出典:https://blog.goo.ne.jp/stroke_buster/e/dcce3246d81fad0ab8ccf1b6f2b391c7
キンモクセイは、常緑樹なので、枝葉が茂りやすく、放置しているともりもりになってしまいます。
そのため、剪定は必要となってきます。
では、どのように選定を行ったらいいのでしょうか。
まず、時期です。
気になった時にしていいのではなく、剪定にも適切な時期があります。
常緑広葉樹のキンモクセイの選定は、3月から4月上旬が選定に適している時期です。
もしくは、秋に開花する花木のため、花後の冬の間も軽い剪定ができます。
寒さに弱いキンモクセイなので、あまり冬に切りすぎてしまうと、樹木が弱ってしまいますので、軽くをおすすめします。
キンモクセイは、とても生育旺盛です。
そのため、数年に一度は、強剪定をしてもいいです、その年の秋は、花が期待できないので、花を楽しみたいという年は、行わないようにしましょう。
剪定方法は、まず、幹が高く伸びていたら、枝先から50センチほどまで切ります。
切り戻すときは、枝の付け根まで切ってしまいます。
そして、不要な枝を間引きます。
枝葉が茂っていると、日の当たりが悪くなってしまいますので、混みあっていたり、交差している枝を間引きます。
最後に、枝先を2,3節残して切り詰めます。
枝をコンパクトにし、枝を充実させるためです。
切り込みの方法も、とても簡単です。
まずは、飛び出たりしている余計な枝を切ります。
刈り込みばさみの片側の歯を動かして、側面と天面を刈り込みます。
最後に、バランスをみて、形を整えていきます。
引っ掛かった枝葉を取り払ったら完成です。
剪定や間引きで必要となってくるのは、どんな枝を剪定するべきかということです。
元気な枝を残したいですからね。
・不要な枝
枯れている、折れている、病気になているなど、明らかに不要な枝は、切り落としましょう。
・からみ枝、交差枝
他の枝と交差してしまっている枝を、切り落としましょう。
・ふところ枝
内向きに伸びてしまっている枝も、切り落としましょう。
・立枝
真っすぐ立ち上がって伸びる枝も切りましょう。
・平行枝
隣接して同じ方向に伸びる枝も切ります。
・下り坂
下向きに伸びる枝もきってしまいます。
・車枝
一か所から放射状にたくさん出ている枝も切りましょう。
その他にも、間引きの基準はたくさんありますが、基本的に、生えかたの方向が変な枝を取り除いていくという感じで、ボリュームを減らしましょう。
剪定のメリットは、キンモクセイをコンパクトに抑えることができる、樹形を美しく見せる、花や実のつきをよくすること、古い枝を新しい枝に更新するなど、いいことだらけです。
大きくなるキンモクセイなので、きれいに整えてあげないと、もさもさした汚い感じになってしまいますからね。
キンモクセイはどんな庭木?
出典:https://gardenstory.jp/gardening/33032
キンモクセイは、初心者にも育てやすく、庭にキンモクセイを植えている人は多いと思います。
キンモクセイの基本情報を紹介します。
科名:モクセイ科
属名:モクセイ属
原産地:中国
和名:キンモクセイ
開花期:9~10月
植え付け時期:3~4月
耐寒気温:マイナス10度
キンモクセイは、樹高5~8メートルになる常緑小高木です。
9月下旬から10月中旬に花を付けます。
近年では、開花が年々早まっているようです。
温暖化のせいですかね。
日本では、芳香剤に香りが使われることが多いですが、中国では、お酒やお茶への香りづけにも使われているようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
・キンモクセイは、常緑広葉樹で枝葉が茂りやすい!
・キンモクセイの剪定時期は、3月から4月上旬か花後がおすすめ!
・不要な枝を間引く感じで、整えていく!
・キンモクセイは、育てやすく初心者向けの庭木!
キンモクセイの剪定方法が分かった今、来年の春には剪定をして、キンモクセイの木をきれいに保てとうですね。
キンモクセイが初心者向けというのは実感しており、実家の庭に、キンモクセイの木が植えてあったのを思い出しました。
たいして世話をしていないのに、どんどん茂り、2階にまで背丈が伸び、毎年ものすごい香りを放っていました(笑)
春先になったら、剪定を、思い切って強剪定をしてみたいと思います。