「トリュフ」いつも食べているかどうかわかりませんが、リッチな人でないと、味の説明も出来ないのかもしれませんが。
筆者は何の説明も出来ない立場ですから、味も香りも表現出来ません。
なんとも残念です。
それは置いといて、なんと!日本産の「トリュフ」が出来るかもしれないという嬉しいニュースです。
世界三大珍味の一つだとされている高級食材の「トリュフ」ですが、「トリュフ」ってなんですか?
という方もおられるやもしれぬので。
「トリュフ」はキノコです。
やたらどこにでも生えるわけではないらしい。
マツタケよりも貴重で入手困難な珍しいキノコではないだろうか。
目次
トリュフとはどんなキノコ?どんな香りがするの?味はどんな?
「トリュフ」とはどんな料理に使うのかですが、フレンチやイタリアンでは料理に使われる。
よくパスタの上にスライスして載せているのをテレビで見ますが、実際に目の前で見た事がないので、説得力にかけますが。
日本で「トリュフ」を研究されているのは、熊本県にある森林総合研究所九州支所の木下晃彦さん主任研究員らのグループだそうです。
なんとか日本で栽培出来るようになり、商品化に繋げたいと、研究を重ねているとのこと。
他にも茨城県でも技術開発が進められているそうだ。
「トリュフ」は香りの強いキノコである。
例えると「シイタケやニンニク」に近いというが、ノリの佃煮の様な海産物の香りにも近いと、人によって違うのだろう。
なににしても「香りキノコ」であることは間違いないのである。
「トリュフ」の香りを求める人がいるかぎり、実現すればすごい!
「トリュフ」は高価で希少なキノコだが、好き嫌いはある。
それは人によって「香り」と感じるか「臭い(におい)」と感じるかの差があるからです。
誰もが好きな訳ではないのだ。
しかし、食文化の歴史の中では古来より、料理には欠かせないキノコであることは確かである。
香りも味も素晴しいという人も多数いるのである。
「トリュフ」は主に欧米や中国などの北半球に分布しているキノコである。
料理に使われるのは欧米産の白トリュフ(シロセイヨウショウロ)と呼ばれているが、世界で約80種が確認されているのです。
DNAの詳しい研究から言えば180種類以上あるとされている。
ならば、なぜ希少なのか?日本にもないわけではない、1976年に鳥取県で確認されていて、北海道から宮崎までの林などで20種類が見つかっているのです。
「トリュフ」の栽培は難しい?自然では?人工栽培は可能なのか?
前述の森林研究所では2015年から研究をスタートさせた。
海外の栽培方法が日本でも使えるのか、環境は適しているのかなど探っているのが現在の状況である。
注目しているのは日本でしか見つかっていない「イボセイヨウショウロ、ホンセイヨウショウロ」である。
2017年に栃木県、岡山県などで、採取して、胞子をつけた苗木を茨城県つくば市の圃場に植えたのです。
今年の冬には熊本市でも植え付けられる。
食べることが出来るのは7年かかるとのことであるが、商品化も可能な所まで来ているのです。
「トリュフ」白と黒があるが、香りに違い。日本トリュフは白黒?
キャビア、フォアグラと「トリュフ」世界三大珍味の一つである。
本場はフランスのプロヴァンスです。
このトリュフは日本では自生しないと言われていたのですが、そんなことはありませんでした。
1998年には京都長岡京市で、2001年には中国地方の秋吉台でも「国産トリュフ」が見つかったのです。
ニュースは最近の事ですが、日本のトリュフ発見は1981年に長野県で発見されていたのです。
同じ頃には岩手県でも見つかったと報道されました。
石灰岩土壌の紅葉樹のカシやナラの根本に寄生する菌根性キノコです。
猪などの野生動物が掘り出さない限り発見するのは非常に難しいのです。
香りキノコのトリュフはヨーロッパでは黒トリュフが、イタリアでは白トリュフが好まれる傾向にあるようです。
香りの好みの違いですね。
日本産の物はちょうど中間に位置するタイプだそうですよ。
見つけるのは猪や豚など。豚はメスでないと見つけられない?
香りキノコの「トリュフ」には豚のオスが交尾期に分泌する「性ホルモンの臭い物質(アンドロステロール)」が含まれてるからだそうです。
だからメスの豚が活躍するのですが、豚はトリュフを食べてしまいますから、訓練を受けた犬が活躍しているのです。
きっと野生のイノシシも食べているのでしょうね。
現在では本場フランスを抜いて中国の雲南省が世界一の黒トリュフの生産国となっているのです。
黒と白では「白トリュフ」が世界で最も高価なキノコと言われています。
しかし日本人にはこの「香りキノコのトリュフ」は相性がいいわけではないのです。
「香り」ではなく「臭い(におい)」と受け取る価値観の違いが影響しています。
日本人が好きなマツタケの評価と同じなのですね。
トリュフの「佃煮臭」が高貴な香りとおもうか、「マツタケ」を雑巾のにおいと思うかの違いです。
日本産トリュフ流通も夢ではない!しかし、希少価値はなくなる?
簡単に栽培が出来ないキノコは当然価格も価値も高くなる。
日本でも有名な「マツタケ」などが良い例である。
しかし、マツタケに匹敵するキノコの人工栽培に成功している日本の技術があれば、「日本産トリュフ」にお目に掛ることは可能である。
確かに希少価値とかは下がるかもしれないが、多数の人にトリュフの美味しさが広がることは良いのでないだろうか。
確か山梨県のホテルの敷地内に「トリュフ」が自生していて、レストランで提供しているということである。
海外からの「トリュフ」に頼る事無く「純国産トリュフ」が登場することを期待している。
期待していない?さてどちらでしょうか。