今年8/4に世界のゴルフ史に新たな
日本人の名が深く刻み込まれました。
女子ゴルフの渋野日向子(20)が
英国ミルトンキーンズのウォバーンGCで
開催されたAIG全英オープンで優勝しました。
日本人女子として優勝したのは実に42年ぶりで、
1977年の全米女子プロ選手権で優勝した
樋口久子さん以来の快挙になりました。
これほどの快挙を同じ日本人が成し遂げて
くれたことはとても誇らしい出来事で、
海外メディアからも
「衝撃のメジャーデビューを飾った」と
絶賛の嵐が起こっています。
今回は、
その偉業を成し遂げた渋野日向子こと
「スマイルシンデレラ」の
全英オープン優勝の様子や世界ランキングに
ついてご紹介していきたいと思います。
渋野日向子とは
渋野日向子は岡山県岡山市の出身の
日本のプロ女子ゴルファーです。
生年月日は1998年11月15日(20歳)、
陸上の投擲選手だった両親のもと、
三姉妹の次女として産まれました。
岡山市立平島小学校2年生の
夏休みにゴルフと出会います。
ソフトボールも兼任しながらでしたが2010年
「岡山県ジュニアゴルフ選手権競技」
(小学生・女子の部・高学年)
にて3位入賞を果たします。
2011年の「岡山県ジュニアゴルフ選手権」
(中学生・女子の部)では見事優勝を果たし、
中学二年生時からはゴルフ1本に絞り、
2012年、2013年と同大会において
3連覇を成し遂げました。
2014年には岡山県作陽高等学校へ進学し、
同年「中国女子アマチュア選手権」で優勝、
2015年の「全国高等学校ゴルフ選手権大会」
女子団体戦では同高校のメンバーとして出場し、
大里桃子(女子プロゴルファー)のいた
熊本国府高等学校をおさえて優勝した。
2017年にAOKI GOLF ACADEMY(青木ゴルフアカデミー)の
青木翔とコーチ契約を結んでおり、
2019年にはプロテスト合格後に
RSK放送の所属契約を結びました。
選手として、
全英オープンでは平均260ヤードを
超えるドライバー飛距離を誇り、
本人もこれが勝因であると語っている。
そして、
彼女の最大の魅力は何といってもその笑顔、
記者への質問や声援に応える時も
コースを回るときも笑顔を絶やさない
彼女を地元記者が「You are smile Cindelella」と
絶賛するほどにかわいらしい笑顔を見せてくれます。
渋野日向子の全英オープン優勝で世界ランキングを予想
日本人選手として大活躍した渋野日向子ですが、
気になるのは世界ランキングです。
これが上がってくると東京五輪への出場の
可能性も大いに考えられるようになってくるからです。
世界ランキング全英オープン前までは
46位だったのを今回優勝する事で
32アップの14位にまで浮上させました。
この数字は9位から10位に後退した畑岡奈紗に
次いで日本勢としては2番手に
位置するほどの躍進ぶりで、
2020年の東京オリンピック出場も
現実的なものとなってきています。
最新ツアーの成績としては8/9～8/11に行われた
「北海道MEIJIカップ」に出場し
全英オープン後の凱旋試合となり
体調不良で予想されたのもあってか
13位の結果に終わりました。
ちなみに、
五輪出場権は世界ランクに基づき、
各国上位2名
(世界ランキング15位以内であれば最大4人)に
与えられることになっています。
現在は世界ランキング的には
東京五輪出場圏内に位置しているが、
今後の成績次第ではどうなるかはわからないです。
本人も
「この優勝でどのくらい(世界ランキング)
上がるかは分からないけど、
この順位だけで東京五輪は絶対に決まらない。
まだ何か月もある。
気を緩めず、
頑張るしかないと思っています」
と語っています。
日本人にして42年ぶりの快挙を成し遂げた
ことを世界中から賞賛されてもなお、
次の目標に向かう姿に慢心さは感じられません。
渋野日向子の今後の活躍にも大いに期待が持てます、
そして東京五輪出場を果たし、
また世界へ向けての活躍を
してくれることを願っています。
まとめ
「渋野日向子の全英オープン優勝で
世界ランキングを予想」
についての記事をご紹介させていただきました。
今回の記事のまとめを簡単に
させていただきたいと思います。
・世界ランキングは全米オープン前から
32アップの14位にランクアップしました。
・「北海道 MEIJI カップ」
において13位という結果になりましたが
ランキングは変わらず14位になっています。
・東京五輪出場は世界ランク15位以内
であれば出場可能なので
現在オリンピック出場圏内という事になります。
全英オープンでの活躍により、
大きく世界ランクを浮上させた
渋野日向子さんですが、
本人も言うようにこの優勝だけで
世界ランキングを維持する事は難しいと思います。
さらなる今後の活躍に期待して、
東京五輪の舞台でも彼女の
シンデレラスマイルを見てみたいものですね。
