翔んで埼玉!GACKTが高校生?京本政樹が伝説の埼玉県人!?

40年間連載している『パタリロ』で一世を風靡した漫画家・魔夜峰央。
彼が1982年に発表した『翔んで埼玉』を知っていますか?

絶版後、30年の時を経て2015年に復刊された『この漫画がすごい!comics翔んで埼玉』(宝島社)の埼玉県民への強烈な《ディスり》がSNSで話題となり、ついに実写映画公開間近なのです!!

そのミラクルワールドに高校生のGACKTの姿が!?

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翔んで埼玉 人気の火元はマツコ

1982年に発表された原作の『翔んで埼玉』は全3編のみで特に人気があった作品ではありませんでした。

原作の魔夜峰央氏が埼玉在住時に埼玉県をおちょくって描いた作品で、ラストは東京都民から迫害されていた埼玉県民の自由を求め、百美と麗が旅立つところで突然終了してしまうという未完の作品。

魔夜峰央氏が他県に引っ越すことになってしまい、住んでいないのに埼玉のことを同じように悪く書くと「ただの悪口になってしまう」と判断したことで、未完のまま終了してしまったと。

では30年以上経った今、なぜ映画化されるほど人気が出たのかというと、

2015年マツコの「月曜から夜ふかし」で視聴者から“埼玉県をディスりすぎている漫画”がネットで話題になっている、という情報が寄せられ、それを番組内で音声付で紹介したのがきっかけのようです。

原作者本人のインタビューもあり、

「自分の住んでいるところを悪くいうのは許されるかな、と。ほとんど自虐ネタみたいなね」
「昔の作品のことは覚えていない」
「フフフ。若気の至り」

と笑っていた魔夜峰央氏。

ディスりの内容としてはかなりのものなのに、笑ってギャグとして流せる“余裕”のある時代になっているということなのでしょうか。

エゴサーチをする勇気のある時代だからこそディスりもアリなのかも?

ネット上で話題になったことを受け、2015年12月に「このマンガがすごい!cosmic翔んで埼玉』(宝島社)が復刊され、あっという間に累計発行部数66万部を突破したのでした。

翔んで埼玉のディスりはノリがいい?

「埼玉県民にはそこらへんの草を食わせておけ!」
「埼玉から東京に行くには通行手形がいる」
「一生に一度は三越に行くのが埼玉県民の夢」

こんな埼玉ディスが話題となって、ファンの間では「埼玉版『ロミオとジュリエット』」として語り継がれていた『翔んで埼玉』が実写映画化されることになったのです。

『ロミオとジュリエット』と言っても壇ノ浦百美は男性なので麻実麗とはボーイズラブの世界になりますが。

壇ノ浦百美役の二階堂ふみは女性キャラクターへの変更意見を断り、男性のままで役に入り込んだそうです。

原作通りの衣装に身を包み、かなり個性的なキャスティングで撮影されたこの映画がどういう結末を迎えていくのか知りたいような、知りたくないような《怖いものみたさ》的な感覚に陥っています。

翔んで埼玉 監督はあの!武内英樹!<-見出し

「のだめカンタービレ」「テルマエ・ロマエ」「今夜、ロマンス劇場で」等を手がけた武内英樹が監督する作品が面白くないわけがないのです。

山積にされている原作を見て思わず書店で手にしたプロデューサー若松央樹が、面白い!と映画化太鼓判。

ただ、面白い原作ではあるけれど3話で終わっていて未完だったので、どうせなら自分が住んでいる千葉をねじ込んでやれ!とライバル県に設定し、そこに神奈川県も関わらせてきたりして、「もうどうにでもなれ!」状態の気配が感じられるのですが。

この際、映画『翔んで埼玉』の内容に関しては触れないでおいた方がよさそうですね。

どうなっているのか想像するより、直接観て感じた方が楽しそう。

ディスりを笑いに変えられる県民性

ディスるということで、マイナスのイメージを持ってしまうかもしれませんが、

「ディスられても笑いに変えるほど、地方が成長している」

原作が今ウケている理由をこう仮説した若松央樹プロデューサー。

「地方はもっと応援できる」
「都会に住んでいる人も楽しめる」

そんな作品にするべくプロデュースしたそうです。

武内英樹監督と強烈なキャスト陣のもと楽しめない理由が見つかりません。

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翔んで埼玉 ジャパンプレミア開催

二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザー・トム、島崎遥香、加藤諒、益若つばさ、中尾彬、京本政樹、武内英樹監督が登壇。

この豪華なキャスト陣の登壇の前に、すでに会場には埼玉ディスワールドが広がっていて楽しさ満載のジャパンプレミアの会場がそこにはありました。

◆会場のそこかしこに仕掛けられていた【埼玉ディス】◆

隠れた埼玉県民を見つけ出すため出動した《埼玉急襲部隊=SAT》隊員がうろつき、事前の抽選で当たった幸運な観客が座る《埼玉スペシャルシート=SSS》には、足元に藁が敷かれパイプ椅子が並んでいた。

壇ノ浦百美役の二階堂ふみと麻実麗役のGACKTが歩く花道は、レッドカーペットではなく“草”がイメージされたグリーンカーペットが敷かれていて、上映前から埼玉をディスる手法は完璧だったようです。

◆GAKCT談◆

高校生役と聞いてオファーを即答で断りましたよ。
「高校生と言っても特殊な高校生なので」
って言うけど、特殊な高校生ってどんな高校生なんだよ、という話じゃないですか。
実際、撮影に入ったら、初日がいきなりキスシーンって、なんて工程なんだ、と。

セットが絢爛豪華で、むしろ僕らの格好が標準でスタッフの服がおかしく見えてきて、他の共演者達のメイクもすごかったし、入り口がそういう風だったので良いスタートが切れて良い世界観に入れたんだと思います。

武内監督の手の中で最後まで弄ばれて撮っていたという感じですね。

◆二階堂ふみ談◆

本当に個性豊かな方々が大集結していて、それぞれ違う星から来られた代表がブワーッと集まって、ブワーッと一斉に帰って行ったような現場でした。

私が一番まともだったと思います。

この言葉にいち早く反応したのがGACKT

「僕自身が一番まともだなって思ってた」と主張すると、

さらには、登壇したほぼ全員、監督までもが「自分が一番まともだった」と主張して笑いを誘うといういい雰囲気のキャスト陣でした。

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GACKTと京本政樹の共通点

GACKTと京さまこと京本政樹は、昔からお互いの話は聞いていた上での15年越しの初対面だったといいます。
2人のつながりは共通のメイクさん。

特に京さまはこの15年の間、ずっと会いたかったそうで、GACKTが楽屋に挨拶に行った際、京さまから出てきた言葉が、

「やっと会えたねぇ。やっと会えたよ。だってさ、同じジャンルじゃん」
だったという。

同じジャンル?

その言葉に「同じですかぁ!?」と思わずつっこんでしまったというGACKT。

実は京さま、GACKTの存在を知ってから会うまでの15年の間に、会う人ごとにGACKTと比較され続けてきたらしいのです。

自分は還暦。
年齢も違うのにそれが気になっていての“同じジャンル”発言だったそう。

◆京本ワールド◆

撮影中に長ぜりふで止まってしまったという京さま。

その危機を「“間”だよ」の一言で押し切ろうとしたことをGACKTに楽しげにバラされると、二階堂も「そんな京本さんの勇姿がたくさん詰まった作品です」と笑顔で魅力をアピール。

「この映画はディスりから愛へと変化していくので、その変化を楽しみつつ、地元を愛する心をもっともっと増やしていけたらと思います。ぜひ観てください!」とイベントを締めくくった。

最後にまとめ

『翔んで埼玉』には、「邦画史上最大の茶番劇」というサブタイトルがあります。
そして、「どうか寛大な心で劇場へ」とも。

埼玉県人ではないので、正直なところどう感じるかわかりませんが、この映画はただただ笑ってストレスを発散してスカッとした気分で帰れる映画であることを確信しています。

過去のインタビューで、
「未完の作品の続きを描くことはない」と言っていた魔夜峰央氏は、

「あれはどうなるんだ」
「こうなってほしい」

「…という読者を放置プレイしているんだ」と楽しそうに笑っていました。

この映画を観た原作者が続編を描きたくなってしまうことはないのでしょうか?

公開が楽しみです。

※2019年2月22日(金)公開予定※