秋の深まりも感じる今日この頃。
「自然のマツタケと遜色の無いマツタケの人工栽培に成功!」とのニュースが目に飛び込んで来ました。
あの茸の王様のマツタケです。



自然界でしか育たないと言われているキノコのマツタケ。
キノコはふつう、朽ち木に育つのですが、「マツタケ」は生きた木でないと、育たないのです。
今まで「マツタケ」を何とか人工栽培出来ないかと試行錯誤が何人もの人によって試されてきたが、難題であったのか、成果が見られなかったのです。



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「マツタケ」ってどこに生えているの?山は勝手に入ったら駄目?


「マツタケ」は赤松(アカマツ)の単相林か針葉樹の混合林になっている所にしか育たないのです。
では、アカマツの林に行けば生えているのでは?と思う人もいるかもしれません。
アカマツが勝手に生える林などないのです。



人の手で(植林)育てないと無理なのです。
山に生えている木が、マツとわかるのは葉っぱの形やまつぼっくりが落ちていればなんとなく、松の木かなと判断出来ますが、その中で「アカマツ」を探すことなど到底出来ないのです。


しかもこの「アカマツ」がある場所は山です。
山を所有している人はそういません。
自分の山以外に入る事できますか?入ってあちこち歩き回ってキノコを探すのですか?それはいけません!他人の山に勝手に入るのは犯罪です。

ましてや、そこに生えている「マツタケ」を採るのは「どろぼう」なのです。

「マツタケ」ってなぜ高いの?「マツタケ」の育つ条件は?


前述したように、「マツタケ」はアカマツがないと育たないのです。
マツタケはどのように育つのかを知ると「マツタケ」がいかに貴重な高価なキノコであるかがわかります。
樹種は「アカマツ」であることです。



乾燥した土壌であること。
手入れや管理が行き届いた山であること。
荒れ放題の山では「マツタケ」は育ちません。


菌糸(きんし)がアカマツの根っこに寄宿する。
「シロ」と言われる「塊」をつくる。
根っこに沿ってリング状に「シロ」を形成する。


そこから地上に生えるものが「キノコ」になります。
そのアカマツの「シロ」から出る菌糸から地上部に出ると「マツタケ」となります。
しかし、「マツタケ」の菌糸は成長が遅い!そうでなくても、全体量が少ないから、国産のマツタケが貴重で高価なのが納得出来ます。




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「バカマツタケ」人工栽培に成功した。誰が?どこで?


兵庫県加古川市に本社がある肥料メーカー「多木化学」が人工栽培に成功したと言います。
「バカマツタケ」名称が面白いですね。
バカとつくのがちょっと気になりますが。



味も香りも食感も「マツタケ」に劣らないと言います。
すごいことではないですか?今まで不可能と言われてきた「マツタケ」の人工栽培です。
それが成功したということですから。


肥料メーカーなので、肥料に工夫をしたのでしょうか?アカマツの「シロ」はどうやって作ったのでしょうか?一般人の私には疑問がいっぱいあります。
しかし、「バカマツタケ」が量産されれば、安価で手に入れることが出来るのでしょうか?椎茸の様に家庭でも育てることが出来るのだろうか?庶民の筆者にも手が届くのでしょうか?などなど夢が持てるニュースです。



本物のマツタケと「香り」「味」「食感」がほとんど変わらないということであれば、需要は大ですね。
苦労して成功させた事も吹き飛ぶようになるといいのですが。



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本物のマツタケの価値は?高根の花のマツタケであって欲しい?


消費者としては、マツタケ焼きとかマツタケごはんとかたっぷりと使いたいと願っています。
しかし、「マツタケ」は貴重で、高価であってこそ「マツタケ」なのです。
しめじやしいたけのように簡単に手に入るようなったら、キノコの頂点に君臨していた「マツタケ」の存在がなくなってしまうかもしれません。
そんな事はないとは思いますが。



今年は豊作で例年の半分の値段で購入出来るとニュースで見ましたが、それでも一本18700円と驚くほど高いです!
それを何本も購入する人がいることにも驚かされました。


さすが国産マツタケだと思いました。
これが「マツタケ」の価値なのです。
外国からの輸入の「マツタケ」は値段は安いかもしれませんが、香りが違います。


日本の天然マツタケは「香り」と表現出来るのだが、外国のマツタケは「匂い」という表現に近いですね。
しいたけなども輸入品の物は匂いがキツい!そう思うのは筆者だけではないと思います。
土壌や出来る環境によるものだと考えられます。



昨今の人工栽培の技術は進歩しています。
「近大マグロ」を養殖し成功したように、日本人の大好きな「マグロ」は天然よりも美味しいと言います。
今や絶滅危惧種ともいえるウナギ。


稚魚の高騰はすさまじいものがあります。
「ウナギ」も養殖ウナギのほうが脂ものっていて味も天然に負けていないと言います。
天然物に勝る物はないという考えは、もはやなくなるのではないでしょうか。



人の手の加えられていない物が一番であってほしいと思う一方で、消費する立場の筆者は、価格が手頃になるということにはおおいに賛成です。


なににしても、本家に劣らないバカマツタケであるが、「天然マツタケ」の地位を脅かさないでもらいたいと思ったりもしています。
矛盾しているし勝手なひとりごとだと思って下さい。